図書館だより

2023.02.03

菊鹿図書室 2月の展示

こんにちは。寒い日が続いていますが、梅の花もちらりほらりと咲いてきた今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。

菊鹿図書室2月の展示のご紹介です。

メイン展示『ミステリーをあなたに』ミステリー小説特集

今回は、人気ジャンルの本であるミステリー小説。色んな作家さん方のおすすめ作品を選んでおります。さすがミステリー小説とあって、表紙の装丁もシックでミステリアスな雰囲気のものばかり。独特の存在感がありますので、コーナーの装飾もいたってシンプルに作ってみました。

次の展示のご紹介です。(図書室入口付近)

季節の展示『春を感じる絵本』

2月なので世の中はまだまだ寒いのですが、絵本の中では季節先取りということで集めております。

冬から春に移り変わる時期にかけての本達です。厳しい季節から、徐々に暖かな季節がめぐる時って、人も花も動物達も、なんだかドラマを感じませんか?

最後にご紹介するのは、

絵本ミニ展示『マーガレット・ワイズ・ブラウンのせかい』

 絵本作家コーナー、先月に引き続き外国の巨匠続きですね(笑)マーガレット・ワイズ・ブラウンさんは、アメリカの児童文学作家・児童書編集者であり、1930~1940年代のアメリカ絵本黄金期を担った一人です。1947年発表の「おやすみなさい おつきさま」は、オバマ元大統領が「人生最初の1冊」とし、雅子皇后が「思い出の宝物」とされている本という事でも有名です。

 ところで、私たちがマーガレット・ワイズ・ブラウンさんの作品のイメージとしては、落ち着いた正統派の良い絵本、といったところではないかと思うのですが、実は彼女の作品、出版された当時は「現代的な絵本」として批判されたこともあったそう。ニューヨークの図書館司書は推薦図書のリストにはのせなかったらしいのです。彼女の作品がどんな図書館でも所蔵されている現代の私たちにとっては、衝撃の事実(笑)ですね。

 女優さんとフシギな関係になったり、スペインの王子様とお付き合いしたり、大富豪と婚約後42歳で亡くなるという、なんともドラマチックで芸術家らしい人生を送った彼女。アメリカが大恐慌からのニューディール政策によりV字回復した時代背景も併せて、これらの作品を読んでみるのも面白いかもしれません。

 

あんずの丘は今、先月同様冬景色。そして菊鹿図書室は先月、蔵書点検も無事終了しました。

 皆様のお越しをお待ちしております。

(・ω・)ノ~I