ひだまり図書館ブログ

2015.01.08

新年あけましておめでとうございます(館長)

 新年明けましておめでとうございます。

 昨年はこもれび図書館の開館、ひだまり図書館の拡張工事、
 この2つの図書館と鹿北、菊鹿、鹿央図書室のネットワーク化など
 山鹿市図書館では山鹿市民読書活動推進の充実のための様々な動きがありました。

 今年は本市の2つの図書館と3つの図書室、移動図書館車ぐるりん号、おれんじ号が
 それぞれの持ち味を発揮しながら、
 市民の皆様に「楽しく集え、気楽に足が向く、気軽な場所」をめざし、図書館員一体となって、
 「話」を持って「和」するをモットーに、さらなる努力を重ねて参りたいと思います。

 「睦月」、今年の始まりにあたり「幸福」について少し述べてみたいと思います。
 蒲島知事も県民の幸福量の増大を県政の柱に据えておられます。
 誰しも不幸には見舞われたくありません。

 (「幸福になりたいと思って、そのための努力をしなければならない。
 どっちにころんでもいいという見物人の態度を決め込んで、
 ただドアを開けて幸福が入れるようにしているだけでは、入ってくるのは悲しみである。
 放任された単なる気分は、悲しみやいらだちにすぐ変わる

 そして「幸福を商品のように待ちかまえ値ぶみをするそういう見方では、
 すべてのものが倦怠の色で染まってしまう。
(中略)幸福は見た目に美しいものである。
 これこそもっとも美しい光景である。子どもの美しさよりももっと美しいものがあるだろうか。
 しかも、子どもはすべてを打ち込んでいる。だれかが遊んでくれるのを待ってはいない。


 フランスの哲学者アランの有名な『幸福論』で、仏陀の「少欲知足」の幸福も、
 すべておのれ次第。怠惰な、受け身の幸福なんて幻想にすぎない。
 不幸を嘆き、幸福を渇望するわれら現代人。何かが違っている。
 ・・・・モノやカネでは替えがたい幸福こそが、本当の幸福と呼べるものに違いない。)
 (私の愛読雑誌『MOKU』より)

 ・・・・本年皆様に幸多きことをお祈りし、年頭に当たっての挨拶とします。